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ええやん!ESGチャンネル

命の電力リレー-前編-

今回は、弊社の取り組みのひとつ、「命の電力リレー」についてご紹介いたします!

【富士山の恵みが生む、地域の絆と命を守る電力】
神奈川県山北町。静岡県と山梨県の県境に位置し、「県民の水がめ」と呼ばれる丹沢湖を抱くこの町は、壮大な景色と豊かな水の恵みを湛えています。町の面積の約9割を占める深い森林は「緑のダム」として、雨水を土壌に蓄え、季節を問わず安定した水を町全体に供給しています。町の至るところで小川が流れ、湧き水があふれる光景が広がります。

山北町は、この自然の恵みを受け、豊かな水資源を活用した持続可能なエネルギーづくりに取り組んでいます。その一環として、弊社はこの町に小水力発電所を設置し、地元にクリーンで安定した電力を供給しています。

しかし、この発電所が果たす役割は日常の電力供給だけではありません。災害が発生し、停電や電力供給が途絶えた際には、発電所が「命の電力リレー」の基地として、地域住民の命を守るための電力を届けます。

 

【「命の電力リレー」とは】
「命の電力リレー」とは、災害が発生した際に、移動が困難な高齢者や在宅医療機器を使用している方々の命を守るための支援活動です。平常時に小水力発電を利用して充電バッテリーを蓄え、災害時にはそのバッテリーを迅速に供給できる準備を整えています。

停電で電源が絶たれた時には、緊急用の充電バッテリーを地元の山北高校の生徒・町民が協力し、電力が必要な方々に届けます。また、バッテリーの充電が切れた際には、充電済みの新しいバッテリーが再度届けられ、繰り返し供給されることで、地域住民が安心して過ごせる環境を提供しています。こうした取り組みにより、災害時においても地域の絆がさらに深まると同時に、互いに支え合う精神が育まれています。

 

【東日本大震災の教訓から生まれた、ペットとともに避難できる安心の場所】
東日本大震災では、ペットと一緒に避難できない状況が多く、飼い主たちは不安を抱えながら避難を余儀なくされました。この経験を踏まえ、弊社は山北町にペットと共に避難できる専用テントを寄贈しました。住民は家族同然のペットと共に避難所で安心して過ごすことができ、こうした取り組みは、町全体の防災意識を高め、住民の安心を守る大切な支えとなっています。

後編に続く

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